テーラーメイド R1ドライバー について試打評価したいと思います。
試打スペック ロフト 標準10° シャフト 純正シャフト(S)
○飛距離
テーラーメイドらしいR11と似たような飛び方でいかにも高弾道低スピンと言う感じの飛び方、ドローンとした球で飛距離性能はかなり高い印象である。
ただしある程度HSがあって高さが確保できないと飛ばない弾道なのでローヘッドスピーダーが打ってもあまり飛ばないかもしれない。
また捕まりが弱いのでドローヒッターが打ってはじめて機能しそうな弾道でこすり気味の方も全然飛ばないかもしれない。
ある程度ボールが捕まえれてHSがあれば間違いなく飛ぶドライバーである。
○方向性・やさしさ
方向性については標準設定ではかなり捕まりは弱く感じました。普通に打てば間違いなくフェードしていきますしインからあおり気味にはいってもチーピンは皆無できつめにインからいれて丁度いいドローがでました。
ヘッドの挙動が穏やかなわりにあまり直進性の高さは感じませんでした。
やさしさについては芯自体はそれほど狭い印象はなかったのですが捕まりの悪さやHSを必要とするヘッド性能を考慮するとあまりやさしいドライバーとは言えない印象を持ちました。
○構えやすさ
フェースアングルはややオープン目で座りもよく目標にビシっとむくので好感が持てます。
スライサーにはヘッド性能も加えてかなり構えにくいかもしれませんがドローヒッターは安心してぶっ叩いていける安心感があるのではないでしょうか。
○打感
正直、R11もそうでしたがこのR1も打感は好きになれません。
一言でいえば硬いし弾かない、分厚い鉄板で打っている感じで悪い意味で重たい打感です。
思いっきりたたきにいけばそれなりにフェースがたわむ感じもあるのですがHSの遅めの方は硬い印象しかないと思います。
このあたりもやはりハードヒッターを対象にした感じのドライバーだという印象を受けます。
○シャフト
純正シャフトについて
はずれのない三菱レイヨン製だけあって粘りのある安定感抜群のシャフトである。
妙な先走り感もなく且つハードすぎず丁度HS43~45のプレイヤーが振りやすいような硬さでどこかが極端にしなるようなタイプでなく全体に万遍なくしなるような感じで癖がなく純正シャフトとしては合格点である。
頼りなさはないのでこだわりなければHS速めのプレイヤーでも純正シャフトでいいかもしれない。
○総括
HS速めのドローヒッターが打てばバカ飛びしそうはハードヒッター用ドライバーである。
R1もそうであったが捕まりがかなり弱い部類のドライバーなのでスライサーやフェードヒッターは調整できるとはいえまず購入しないほうが賢明であろう。
逆にドライバーでチーピンが怖いプレイヤーには恐れることなく叩いて自己最高飛距離を出せる可能性を秘めたドライバーである。
実際、インサイドから強く叩けば叩くほど飛距離はのび我が913D2よりも飛距離は上回っていた。
ドローヒッターで打感にこだわらなければ試してみる価値は十分あるのではないだろうか。
採点
飛距離S 方向性B やさしさC 構えやすさA 打感D
弾道 フェード
総合点 75点