
フォーティーン D030ウェッジについて試打評価したいと思います。
試打スペック ロフト SW56° シャフト NS950GH HT
○やさしさ
フォーティーンがやさしさを追求して作っただけあってやさしさは最上級に思える。
バンスはないがソールが広いのでダフってもよくソールが滑ってくれて距離のばらつきがすくないように感じた。
またグースがあるので常にハンドファーストにあたりやすく出球が非常に安定しているのでインパクトにばらつきのある初心者には最適であるように思える。
キャビティー風に後方が抉ってある分ミスヒットにも強くなっているようでオートマチックに打っていけるやさしさがある。
○操作性
このウェッジは操作するというより通常のアイアンショットのようにスクエアに構えてハンドファーストに打って機能するような印象なので操作性について期待できないだろう。
グースのある分、開きにくいし開いてもイメージしたような柔らかい球足を殺した球は打ちにくいように思える。
どちらかといえばストレートに強めの低い弾道で常に打っていくアプローチスタイルに向いていそうだ。
○構えやすさ

グースがあるのでスクエアに構える際には逆に少し安心感があるくらいであるが開いて構えるとやはりネックの部分が出てくるのでシャンクしそうな感じがする。
あくまでラインはターゲットにスクエアに構えたほうがいいウェッジである。
○打感
素材のせいか打感については少し硬めの印象である。
硬めといっても嫌な感じやチープな感じはないのだが柔らかく食いつく感じはあまりない。
またキャビティーのように抉ってある影響でやや打った感触がぼやけた感じというかアバウトに感じる。
○スピン(参考程度で)
溝自体はフォーティーンらしく工夫がなされているのだろうが打った感じは特別スピンがかかってる感じはなかった。
というよりもグースがある分、球が強く出てしまいスピン量はあっても結果として足が出てしまっている感じというところだろうか。
特性上、ふわっと上げてキュッと止まる・戻るというより低く強く出て1・2バウンドして止まるイメージである。
○総括
アイアンショットと同じようにウェッジも打って行きたいゴルファー向きのウェッジである。
基本的に開いたり、閉じたりして使うことはあまり想定していないウェッジである。
アプローチもシンプルに細工しないで真っ直ぐ構えて真っ直ぐ打つゴルファーにはミスが減らせていいのではないだろうか。
逆にケースバイケースでロブ気味に打ったり、かぶせて球足を出したりしたいゴルファーにはフェースを開閉した際に使いにくいことになってしまいそうである。
ある程度アプローチが安定してきたらJスペックに乗り換えるのもいいかもしれない。
採点
やさしさS 操作性D 構えやすさB 打感C スピンB
総合点 70点

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