ピン iブレード アイアン

ピン iブレードアイアンについて試打評価したいと思います。
試打スペック ロフト 7I シャフト NSPRO MODUS105(S)
〇方向性、やさしさ
方向性について捕まり具合は控えめながらニュートラル、特別捕まらないわけではないが見た目ほど重心距離の短さは感じずナチュラルな印象。
スライサーだと捕まりにくく感じるかもしれないがそれ意外の方ならそれほど気にならないレベルである。
直進性について思いのほか悪くなく極端に操作性に振った印象はなくそれなりに安定感のある感じであった。
やさしさについても見た目ほど難しくはなくバリバリのアスリートモデルよりはワンランクやさしい印象、見た目ハーフキャビティーだがそれよりは明らかにやさしく感じた。
〇構えやすさ

ストレートなネックでトップブレードも薄くアイアンの中でもかなりシャープな部類である。
とりわけ気になったのがヘッドの小ささである、最近はアスリートモデルでもミッドサイズのものが多くなっている中このiブレードはかなり小さく感じた。
昔のアスリートモデルのような小ささでイメージ的にはボールの大きさとスコアラインの幅はあまりかわらないくらいの印象を受ける。
正直これほどコンパクトなヘッドを打つのは久しぶりなのでやや緊張したが実際ヘッドの小ささによる影響はそれほどなかった。
しかし、初心者は少しびびってしまうシャープさなので上級者やコンパクトなヘッドが好きな中級者あたりでないとここ一番で緊張感をしいられることにはなりそうだ。
〇打感
打感はピンらしいステンレス素材ながら柔らかい独特の打感で秀逸。
軟鉄アイアンとも違うソフトな打感で打っていて心地のよい打感である。
球持ちも悪くないしステンレスという感じはほとんど感じない、バックフェースのエラストマーやステンの素材に工夫がなされているのだろう他メーカーのステンレスアイアンとは一線を画す心地よさである。
この打感なら別に軟鉄に固執しなくてもいいかなとも思わしてくれる打感である。
〇操作性
操作性については上々で操作しやすい範囲内で偏りなく操作できる印象。
見た目的には操作幅はかなり広そうに思われるが打つとほどほどに直進性があり曲がり過ぎて困るようなことはあまりなかった。
ターゲット的には上級者がストライクゾーンになってくるだろうが中級者でも操作していけるような寛容性も垣間見れた。
通常のマッスルバックやハーフキャビティーほどのシビアさはないので扱いやすく感じるのではないだろうか。
〇総括
見た目にこだわりつつもやさしいアイアンが欲しい中上級者向けアイアン。
見た目は完全に上級者向けアイアンだが性能は中級者からつかっていける懐の深さがある。
ヘッドの小ささがやや緊張感をもたらすが打ってみると意外にやさしく意表をつかれるだろう。
打感も軟鉄アイアンとは違うが柔らかく秀逸でこだわらなければ全く問題のないレベルである。
デザインがシャープでいかにもアスリートモデルなのでその点が気に入れば買ってもいいのではないだろうか。
採点
方向性B やさしさB 構えやすさA 打感A 操作性A
弾道 ストレート
総合点 90点
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